今回は私の勤めているリハビリ病院について、記事にしていきたいと思います。
わかりやすいように医療用語はあまり使用せず、こんな人がいて、こんなことをしているんだな。と、思っていただけると嬉しいです。
これから看護師を目指す人や、就職、転職を考えている人向けの記事になります。
朝からのルーティング
朝、出勤してすぐ患者さんの検温、血圧測定に行きます。
リハビリが行える状況なのかを確認します。
リハビリ病院にいる患者さん達は急性期治療を終えた方なので、急に具合が悪くなったり、点滴が必要な患者さんは少ないです。
血圧、検温後は患者さんは時間でリハビリを行います。
看護師は申し送り、夜の状況、今日あることを伝えてもらいます。
リーダー業務の人
薬の管理、Dr.に処方依頼、報告、指示受けをします。
部屋持ちは部屋の仕事をします。
Dr.からリーダーに指示されたもので、レントゲンや採血など、患者対応をします。
指示を受ける人、実施する人。という流れです。
どんな患者さんが多いのか。
患者さんには脳血管疾患の方で、脳の障害で、食事ができない、動きができない人もいますので、口腔ケア、食事や生活全般の介助を必要としている人もいます。
また、運動能力は問題なくても、感情のコントロールができない、短期記憶ができない、病院の理解ができないという方もいます。
最近は骨折の患者さんで、認知症の人も多く、1人で立ち上がったり、 転倒リスクの多い方も増えました。
脳血管障害
脳梗塞、脳出血での麻痺のある方
運動機能はできるが、記憶力や感情コントロール、時計や場所の理解ができない方
足の骨折で、ベッド上生活が長引き、歩けなくなってしまった方
まれに若者もいます。
スノーボードや登山での転落などをきっかけに脊椎損傷での麻痺のある
看護師の仕事
リハビリ病院は自宅に戻られる方がほとんどですが、以前と同じような機能まで戻って帰る人より、杖や歩行器を使用して帰宅する人も多いです。
そーなると、
自宅で杖が使える状況なのか、歩行器が必要なのか、いくら病院で出来ていても生活で活用できなければ意味がない。
入院中に自宅までお邪魔し、生活できるか、確認します。
また、生活動作も問題なくできるか確認します。
再転倒リスクの軽減のため、荷物を持って歩けるか、段差はないか、など、項目は細かく見ていきます。
生活が問題なく行えることを確認したら退院になります。
なので、
入院中から退院先を見据えた関わりをしていきます。
これはリハビリ病院の特徴だと思います。
その人らしい生活ができるような支援。
これがリハビリナースの役目ですね。
もちろん急な病気や変化には対応できることも求められます。
リハビリ病院では急変時は救急カートもありますが、応急処置程度で、実際はすぐ救急車を呼んで転院の流れになります。
時々起きる患者さんの急変時の対応に適切にしなくてはいけない。
1年に数回コード・ブルーが鳴ります。
1人1人が動けるように、急変時の対応についての勉強会もしています。
私はACLSと、BLSの資格を持っていますので指導したりもしています。

他職種との連携
実はこれがすごくやっかい。
リハビリ病院には様々な職種の方がいます。
みんなに情報共有しなくてはいけないことや家族への連絡がたくさんありますので、一括して受けるのは看護師の仕事でもあります。
なので、色んな人を、捕まえては報告、相談、連絡の毎日です。
かなりのコミュニケーション能力が問われます。
他の病院よりも家族との関わりも親密です。
自宅に帰るには家族指導もしますし、一晩付き添ってもらうこともあります。
まとめ
今回はざっくり、仕事について話をしました。転職してくる看護師の中には楽そうだから、とか、退院支援をしてみたいという理由が多いと思います。
実際はコミュニケーション能力が必要で、情報共有のための書類作成に追われる毎日です。
こんなはずじゃ。
という方も多いので、リハビリ病院で働く前の参考になればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回は患者さんとの関わりについて記事にしていきたいと思います。
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